こんにちは!NBAレジェンド企画の記事を書いていて楽しいShoHaru(@Kobeshima8)です。
NBAレジェンドも第7回目。今回はラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)です。
Russ (ラス)の愛称で親しまれていますね。
優勝してないのにレジェンドなの?と疑問を持たれる方もいると思いますが、驚異的なスタッツを見てもらえれば納得してもらえるでしょう。
このNBAレジェンド企画の選手は、完全に僕の独断と偏見で選んでいます!
・ウェストブルックの何が凄いの?
・スタッツが凄い理由が分からない
・レイカーズでのプレーが批判されているけどレジェンドなの?
こんなウェストブルックへの疑問に対してお答えしながら紹介していきます。
このような方におすすめ
- ラッセル・ウェストブルックの何が凄いのか知りたい
- スタッツの何が凄いのか知りたい
- 今後はどうなるのか知りたい
ラッセルウェストブルックの凄さを理由付きで解説しますので、是非最後まで読んでみてください。
20年以上NBAを観ている僕の考えも入れながら説明していきます。
最後まで読むと、ラッセル・ウェストブルックの凄さを人に話したりすることができるほど理解できるので、ウェストブルックやNBAをより楽しめるようになると思います。
Russell Westbrook
基本情報
出身地:アメリカ合衆国
生年月日:1988年11月12日
身長/体重:191cm/91kg
出身校:UCLA
NBA所属チーム:オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ
ドラフト年:2008年 1巡目4位でシアトル・スーパーソニックス(現サンダー)から指名される
背番号:0
ポジション:ポイントガード
主な獲得タイトル・成績
レギュラーシーズンMVP:1回
得点王:2回
アシスト王:3回
オールスターMVP:2回
オールNBAファーストチーム選出:2回
※ポジション別にNBAから最高の5人を選ぶ
ロンドン五輪:金メダル
NBA75周年記念オールタイムチーム
■2021-2022シーズン終了時点でのトリプルダブル数
194回(歴代1位)
これまでのキャリア
ラッセルウェストブルックの凄さを知るためにも、2022年現在に至るまでのキャリアを簡単に振り返りましょう。
チーム遍歴
2008‐2019 サンダー
2019‐2020 ロケッツ
2020‐2021 ウィザーズ
2021~ レイカーズ
前年にケビン・デュラントが加入していたサンダーから指名を受けて入団。
ルーキーながらシーズン途中から先発に定着し、シーズン平均15.3得点、4.9リバウンド、5.3アシストの成績を残しました。
チームとしても徐々に上向いてきたサンダーは翌2009‐2010シーズンにはプレーオフに進出。
そして、2011‐2012シーズンにはシーズン平均23.6得点、4,6リバウンド、5.5アシストを記録し、NBAファイナルに進出。
ファイナルでは27.0得点、6.4リバウンド、6.6アシストを記録しましたが、レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビック3を要するマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗退し、NBAファイナル制覇とはなりませんでした。
最も優勝に近い年でしたが、ビック3のヒートがいたことが何よりも厚い壁でしたね。
その後も安定して20得点以上、5リバウンド以上、5アシスト以上を記録しますが、2014-2015シーズンにはシーズン平均28.1得点を記録し初の得点王を獲得します。
そして、2015-2016シーズン終了後にケビン・デュラントがウォーリアーズに移籍し、名実ともにチームの中心となります。
そして迎えた2016-2017シーズン、ラスはとんでもない偉業を成し遂げます。
1シーズンでの歴代最多となる42回のトリプルダブル(3つの項目で2桁以上を記録)を達成し、シーズン平均31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシストという平均スタッツでトリプルダブルという偉業を達成しました(オスカー・ロバートソン以来史上2人目)
しかも、81/82試合に出場し、得点王、シーズンMVPも獲得しています。
更に、1回戦で敗退してしまいますが、チームをプレーオフにも導いています。
2017‐2018シーズンもシーズン最終戦で20リバウンドを記録し、平均25.4得点、10.1リバウンド、10.3アシストを記録し、シーズン平均トリプルダブルを史上初となる2年連続達成。
最終戦は完全にシーズントリプルダブルを狙いにいってましたね(笑)
この年も、アシスト王というおまけ付き。
2018‐2019シーズンも、平均22.9得点、11.1リバウンド、10.7アシストで3年連続シーズン平均トリプルダブルを達成し、アシスト王も2年連続獲得。
しかし、自身の記録とは裏腹にプレーオフには出場しながらも、そこから勝ち進むことができませんでした。
サンダーが再建期に入り、優勝を求めたラスはヒューストン・ロケッツへと移籍します。
サンダー時代のチームメイトで、ロケッツのエースとなっていたジェームズ・ハーデンとデュオを組むことになります。
しかし、優勝することはできず、ハーデンとボールをシェアしたため、シーズントリプルダブルの記録も途絶えてしまいます。
ロケッツでのプレースタイルが合わなかったのか、ウェストブルックはロケッツを離れる決断をします。
そして、八村塁のいるウィザーズへと移籍しました。
ウィザーズではチームを牽引し、シーズン平均22.2得点、11.5リバウンド、11.7アシストを記録し、4度目のシーズン平均トリプルダブルを達成します。
チームは決して強くはなかったですが、八村塁のメンター的な要素もしばしば見られましたね。
レイカーズへの移籍が決まった時は歓喜に包まれていました。
なぜなら、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという優勝経験者にラッセル・ウェストブルックが加わりビックスリーを形成するかたちとなったからです。
しかし、結果は承知の通り、プレイインにすら進めずにシーズンを終えることになります。
それは、ラスのプレースタイルが他のチームメイトと嚙み合わず、連携がうまくいかなかったことや、ディフェンスやターンオーバー等の悪い面が終始クローズアップされてしまい、自身の成績自体も低迷気味となりました。
ラッセル・ウェストブルックの凄いところ
ラッセル・ウェストブルックの凄さは、身体能力を活かしたプレースタイルです。
ここでは、プレースタイルを中心に次の3つの観点でウェストブルックの凄さを具体的に解説します。
- 身体能力
- スタッツ(成績)
- ファッション
ウェストブルックは身長は191cmと高くないものの、類まれな身体能力を持っています。
ディフェンスを置き去りにする瞬発力、センターの上からダンクを決めるジャンプ力、当たり負けしない筋力を備えた強さ等、素晴らしい身体能力です。
そして、その身体能力を活かして、ドライブインからダンクやレイアップなどゴール下での多彩な得点パターンを備えています。
弱点としては、シュートレンジが広くないことと、プレーの質が悪い時があることです。
具体的には、スリーポイントの確率は30%前後ですし、シュートセレクトやパスセレクトが悪い場面があります。
ただ、それを加味しても、早い展開から流れを引き寄せる力は凄いですね!
加齢による身体能力の衰えからか、レイカーズではうまくいかない部分もあったので、良さを生かしつつもプレースタイルを少し変化させる必要がありそうです。
31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシスト
25.4得点、10.1リバウンド、10.3アシスト
22.9得点、11.1リバウンド、10.7アシスト
22.2得点、11.5リバウンド、11.7アシスト
これらの数字は、シーズン平均トリプルダブルを達成した時のスタッツ(成績)です。
NBAの歴史の中でもオスカー・ロバートソンが1シーズンに記録しただけでしたが、それを1人の選手が4シーズン記録した、というと凄さを理解できるのではないでしょうか。
しかも得点王やアシスト王というおまけ付です。
ボールを保持している時間が長いという点もありますが、チームをプレーオフに導き、決して弱小チームで記録したスタッツではないという点も評価されるべきだと思います。
ウェストブルックはファッションでも注目を集めます。
下の画像を見てもらえれば分かりますが、なかなかオシャレですよね。
ウェストブルックの今後
まだ、レイカーズに残留するのか、トレードで移籍するのか分かっていませんが、どのチームにいってもその稀有なプレースタイルでファンを楽しませてほしいですね。
そして、願わくば優勝してチャンピオンリングを手に入れてほしいです。
まとめ
ラッセル・ウェストブルックの凄さを分かっていただけましたでしょうか?
少しでもウェストブルックの凄さ、NBAの面白さを伝えられたら幸いです。
ウェストブルックは今後も応援していきたい選手の一人です。
是非、実際の試合も観てみてウェストブルックのプレーやNBAを楽しんでください!
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