こんにちは!久しぶりのNBAレジェンドを楽しんでいるShoHaru(@Kobeshima8)です。
NBAレジェンドも早6回目。今回はケビン・デュラント(Kevin Durant)です。
デュラントも現役選手ですが、あの得点能力はレジェンド級なので対象にしました!
ケビンデュラントって何が凄いの?
オフェンスは凄いって聞くけどディフェンスは?
移籍で批判されてなかった?
こんなデュラントへの疑問に対してお答えしながら紹介していきます。
NBA観戦歴が浅い人や、あまり知らない人にとっては名前は聞くけどデュラントに対してこういった疑問が出てくると思います。
このような方におすすめ
- ケビンデュラントの何が凄いのか知りたい
- 移籍したのはなぜか知りたい
- 史上最高のスコアラーって聞いたことがあるけど本当か知りたい
ケビンデュラントの凄さを理由付きで解説しますので、是非最後まで読んでみてください。
20年以上NBAを観ている僕の考えも入れながら説明していきます。
最後まで読むと、ケビンデュラントの凄さを人に話したりすることができるほど理解できるので、デュラントやNBAをより楽しめるようになると思います。
Kevin Durant
基本情報
出身地:アメリカ合衆国
生年月日:1988年9月29日(33歳)
身長/体重:208cm/107kg
出身校:テキサス大学
NBA所属チーム:オクラホマシティ・サンダー(シアトル・スーパーソニックス)、ゴールデンステート・ウォーリアーズ、ブルックリン・ネッツ、フェニックス・サンズ
ドラフト年:2007年 1巡目2位でシアトル・スーパーソニックスから指名される
背番号:35、7
ポジション:スモールフォワード、一応パワーフォワード
主な獲得タイトル・成績
NBA優勝:2回(ウォーリアーズ(2連覇))
ファイナルMVP:2回
レギュラーシーズンMVP:1回
得点王:4回
オールスターMVP:2回
オールNBAファーストチーム選出:6回
※ポジション別にNBAから最高の5人を選ぶ
NBA新人王
ロンドン五輪&リオデジャネイロ五輪&東京五輪:金メダル
NBA75周年記念オールタイムチーム
■2022-2023シーズン中での成績
通算得点:26,711得点(歴代13位)
これまでのキャリア
ケビンデュラントの凄さを知るためにも、2022年現在に至るまでのキャリアを簡単に振り返りましょう。
チーム遍歴
2007‐2008 スーパーソニックス(現サンダー)
2008‐2016 サンダー
2016‐2019 ウォーリアーズ
2019‐2022 ネッツ
2022~ ネッツ→サンズ
再建期に突入していたスーパーソニックスに加入したデュラント。
ルーキーながらチームの中心として活躍し、シーズン平均20.3得点、4.4リバウンド、2.4アシストの成績を残して新人王を獲得。
しかし、チームはカンファレンス最下位の成績でした。
シアトルからオクラホマへ移転が決まっていたチームは、名称をサンダーに変更して再スタートします。
移転した初年度は弱小チームからは抜け出せませんでしたが、2008年にラッセル・ウェストブルック、2009年にジェームズ・ハーデンと後のスーパースターが新人として加入し、徐々に期待値の高いチームになってきました。
そして、2009-2010には平均30.1得点をあげて得点王となり、プレーオフにも出場します。
(NBAファイナルを制するレイカーズ相手に1回戦敗退)
2010‐2011にはカンファレンスファイナルに進出。
そして、2011‐2012にはここまで3年連続得点王となったデュラントは遂にファイナルに進出します。
しかし、そこに立ちはだかったのはレブロン・ジェームズ擁するマイアミ・ヒートでした。
デュラント対レブロンのエース対決では、デュラントが奮闘しながらもレブロンを抑えることができず、1勝4敗で敗退します。
仮にの話をすると、仮にこの年に優勝していたら、デュラントは後の移籍を選択しなかったかもしれません。
2012‐2013には41試合連続25得点以上を記録し、マイケル・ジョーダンの持つ40試合連続を超えて歴代3位の成績となりました。
この活躍もあり、平均32.0得点、7.4リバウンド、5.5アシストを記録しシーズンMVPを獲得します。
しかし、サンダーでの最終年となる2015‐2016シーズンまでNBAファイナルを制することはできませんでした。
特に、2015‐2016のプレーオフカンファレンスファイナルでは、ステフィン・カリー擁するウォーリアーズを1勝3敗にまで追い詰めながら、そこから3連敗を喫して敗退してしまいます。
サンダーでの限界を感じたのか、優勝を最優先としたデュラントは前年のファイナルでキャバリアーズに敗れたウォーリアーズへ移籍します。
しかし、この移籍は多くのバッシングを受けました。
僕もこの移籍を聞いた時に、こんな移籍有りなのか、と疑問を持ちました。
昨年はファイナルで敗退したとはいえ、王朝を築いていたウォーリアーズに全盛期のデュラントが加わるという、NBAの勢力図を変えてしまう(よりウォーリアーズ1強になる)移籍をしたからです。
でも、これはあくまでファン心理であり、選手からすると優勝するために最良のチームを選択したいということでしょう。
そして、この移籍によって、2016-2017、2017-2018の2シーズン連続でNBAチャンピオンとなり、2年連続ファイナルMVPに選出されました。
2018-2019シーズンも高い得点能力を見せたデュラントはファイナルまでいくものの、第5戦で右アキレス腱断裂という大けがを負いスリーピート(3連覇)とはなりませんでした。
新天地に選んだネッツの初シーズンは前年の怪我と新型コロナウイルスの影響で、シーズンを全休しています。
2020-2021シーズンは、ハーデンとサンダー時代以来となるチームメイトとなりますが、お互い怪我がちで、カンファレンスセミファイナルで敗退。
2021‐2022シーズンは、チームとしてカイリー・アービングを獲得しましたが、アービングはワクチン接種をせずホームゲームにほとんど出場できず、ハーデンはシーズン途中でシクサーズへと移籍していきました。
デュラントはキャリアハイの55得点を記録するなど、高い得点能力は相変わらずでしたが、プレーオフ1回戦のセルティックスにスイープされてシーズンを終えました。
シーズン序盤は苦しみながらの戦いとなりましたが、カイリー・アービングとのデュオが機能しだしてからは、渡邊雄太選手をはじめとするロールプレイヤーとの融合により、破竹の連勝によりイースタンカンファレンスで上位を走った。
しかし、カイリー・アービングがトレードを要求してマブスにトレードされると、続けてデュラントもトレードでサンズへ移籍することになった。
ケビン・デュラントの凄いところ
ケビンデュラントの凄さを一言であらわすと、圧倒的なスコアリング能力です。
ここでは、プレースタイルを中心に次の3つの観点でデュラントの凄さを具体的に解説します。
- 身体能力
- スコアリング能力
- 人柄
実は、デュラントはそれほど身体能力が高い選手ではないです。
他の選手と比較すると分かりますが、全体的に線が細く、ジャンプ力も高い訳ではありません。
下の写真をみても、筋肉隆々という感じではないですよね。
それなのになぜデュラントのスコアリング能力は高いのか?という疑問を持つと思います。
この件については次のスコアリング能力で説明します。
デュラントはどこからでも得点できます。
特にミドルレンジのジャンプシュート精度が高く、確実で得点を決めてきます。
では、なぜデュラントは得点できるのか?
それは、身長208cmという高身長でありながらボールハンドリングがうまく、スピードもあるためドライブが止めづらいです。
そして、ウイングスパン(腕を広げたときの長さ)が長く、ジャンプシュートの時にディフェンスが届かないため、ほとんどブロックされません。
スリーポイントの精度も高く、史上最高のスコアラーではないか(後程解説)と言われるほど高い得点能力を持っています。
得点パターンの多彩さと高い精度を持ち合わせており、少なくとも現役では最高クラスのスコアリング能力を持っているでしょう。
対して、ディフェンスはNBA入団当初は得意としていませんでしたが、年々向上していき、ウォーリアーズ時代にファイナルでレブロンと対戦した際には、レブロンを執拗にディフェンスし、そのディフェンス力を見せつけました。
デュラントの人柄をあらわすうえで外せないのが、サンダー時代にシーズンMVPを獲得のセレモニーで行われたスピーチです。
家族、チームメイト、ファンに感謝をあらわした感動的なスピーチで、周囲への感謝を忘れない人間性が垣間見えました。
しかし、ウォーリアーズへの移籍が”禁断の移籍”と呼ばれ物議を醸したことや、チームメイトだったウェストブルック達とトラッシュトークをしたり、その後はヒール役のイメージが僕はついてしまいました。
あのスピーチは何だったのか、と思ってしまいましたね。
禁断の移籍
繰り返しになりますが、禁断の移籍と言いながらも、デュラントにとっては成功した移籍と言えるでしょう。
何故なら、移籍してすぐに2連覇しているからです。
選手として優勝すること以上に喜びはないのではないでしょうか。
NBAの歴史の中では数々の偉大な選手が優勝できずに引退していきます。
現役ではクリス・ポールなんかが優勝できていない偉大な選手ですね。
ですので、ファンが何と言おうと結果を出したデュラントの勝ちでしょう。
ただ、僕もウォーリアーズへの移籍は残念に感じています。
それは、ウォーリアーズでの2連覇よりも、サンダーで一度でも優勝をした方がデュラント自身の価値がより高まっていたと感じるからです。
デュラントは史上最高のスコアラーなのか
僕の答えは”No”です。
確かに類まれな得点能力を持っていますが、やっぱりジョーダンの方が上ですね。
デュラントの方がスリーポイントの確率は高いですが、ジョーダンのオフェンスマシンぶりはデュラントを上回ると感じます。
それでも、デュラントは33歳にしてシーズン平均29.9得点というキャリア3番目に高いアベレージを残し、まだまだ健在です。
これからも、そのスコアラーぶりを見せつけてほしいです。
デュラントのバッシュ
ケビン・デュラントはナイキからシグネチャーモデルのバッシュを出しています。
契約金は10年3億ドル(300億円以上))です。
レブロンほどではないですが、さすがにデュラントですね。
デュラントの卓越したオフェンスを支えているバッシュも結構個性的ですが、人気があります。
デュラントのバッシュを履いてバスケしたら上手くなった気がして楽しそうですね。
ナイキ メンズ ケビン・デュラント Nike KD13 バッシュ Multi-Color/Smoke Grey/Bicycle Yellow/Racer Blue |
まとめ
ケビン・デュラントの凄さを分かっていただけましたでしょうか?
少しでもデュラントの凄さ、NBAの面白さを伝えられたら幸いです。
是非、実際の試合も観てみてデュラントのプレーやNBAを楽しんでください!
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