【要約】Think clearly(思考の道具箱)

Think clearly Book
ShoHaru
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こんにちは!日々自分の思考を改善したいと考えているShoHaru(@Kobeshima8)です。

Think clearly

どういう思考をしているのか自分だけだと気が付かなかったり、自分の思考を整理するのが難しかったりしませんか?

思考一つで物事の見方が変わったりするので、思考は大切だと思っています。

本書はそういった思考法を提供してくれる本なので、それが分かるように紹介していきます。

👇この記事で書いてある内容

評価
この本を読んで得られること
この本を読むのにおすすめな人
この本を読むのにおすすめしない人

感想
まとめ

評価

5/5(☆☆☆☆☆)

よりよい人生を送るために52の思考法が書かれています。

その中から僕が気になった思考法を4つ要約して紹介していきます。

自分とは違った思考法に触れることで、そういった考えもできるのか!と気づくことができますし、自分の思考がどういったものかはっきりとしてきます。

500ページ弱ある本なので、そんなの読む時間ないよと思うかもしれませんが、非常に面白いですし、読む価値があります。

得られること

・よりよい人生を送るための思考法
・自分の思考の整理

こんな人におすすめ

・悩み事の多い人
・自分の思考の癖に気付けていない人

こんなに人にはおすすめしない

・人の考えに興味の無い人

感想

この本は「思考の道具箱」という紹介をされています。

確かに僕も読んでいる中で、思考(考え方)には色々あるが自分に合った思考やそうでなものがあるなと感じました。

非常に実生活に生かせる思考法が書かれていますが、ここでは、52ある思考法のうち4つを厳選して紹介し感想を述べていきます。

ものごとを全体的にとらえよう

~特定の要素だけを過大評価しない~

「Think clearly」より

特定のことを考えているときに、あたかもその考えていることが人生の重要なことのように感じてしまうことを「フォーカシング・イリュージョン」と言います。

つまり、何事も「特定の要素」だけに意識を集中させると、その要素が人生に与える影響を大きく見積もってしまうのです。

例えば、雨の日を想像してみると、雨で嫌だなと考えてしまいますが、一日全体で考えてみると実はそれほど影響がなかったりします。

家から駅までの道、帰りの道で雨に降られたり、洗濯物が乾きにくいということはあるかもしれませんが、その程度です。

それ以外の時間は、自宅や建物の中にいたりしていて雨が影響する事は少なかったりします。

これは仕事や家庭でも言えることだと思います。

つまり、人生においても言えることです。

自分が大きな要素だとその時考えていることも、実は長い人生の中で考えてみると大した内容ではないかもしれません。

だから、ものごとを全体的にとらえることは大切だということですね。

僕もこの思考は大事だなと考えています。

例えば、普段のお金の使い方にも生きてきます。

たとえ商品が安売りされていようと、使わないものであれば意味がありませんし、その時は安く購入できたと思っても人生のトータルで見たときの支出がどうか、ということを考える必要がありますよね。

形だけを模倣するのはやめよう

~カーゴ・カルトの犠牲にならない~

「Think clearly」より

第二次世界大戦中に、太平洋の戦闘の舞台になった島々に飛行機からパラシュートで食料を落としていたことがきっかけで、飛行機を見たことがない島民が藁で実物大の飛行機をつくったり、戦争中に見た兵士たちの動きをまねて儀式を催すようなりました。

これが「カーゴ・カルト(積荷信仰)」という儀式です。

本質を理解しないで形式だけ真似ても、それには意味がないということです。

もちろん、島民に食糧が降ってくるわけはありませんよね。

しかし、世の中に形式にこだわっていることは多いです。

大切だと思っている形式も、実はその組織の中だけであったり、実際にその形式を大事に守っていても本質的な効果はなかったりします。

つまり、形式主義はできるだけ人生から除いたほうがよいということです。

なぜなら意味のないことをやれされている可能性が高いからです。

だから、形だけまねるのはやめましょうね。

僕は世の中形式的で無駄なことが多いなと思っています。
(皆さんそうですかね?)

ただし逆に言えば、それは僕が本質を分かっていない可能性もあるので、安易に批判しないように自分で調べて考えて答えを出すようにしています。

本当に価値のあるものを見きわめよう

~あらゆるものの90パーセントは無駄である~

「Think clearly」より

「スタージョンの法則」

これは、すべてのものの90パーセントはクズである、という法則です。

例えば、出版されている本の90パーセントはガラクタであったり、ミーティングの発言の90パーセントは無意味であったりと、あらゆるものにあてはまります。

加えて言えば、自分の考えていることや、自分の感情の90パーセントも無意味であるということです。

乱暴な言い方かもしれませんが、確かに世の中は不要なものが多いと感じています。

実は不要なものに取りつかれているかもしれないので、価値あるものが何かを取捨選択して、時間を有効に使っていきたいですね。

それに、90パーセントが価値のないものと考えておけば気が楽でもあります。

重要だと思っていたことがそうではないと分かれば、自分の責任を感じることも少なくなりますし、例え嫌なことがあっても、それは大した価値はないと考えることができます。

その分、重要なこととそうでないことの見極めが重要になりますね。

内なる成功を目指そう

~物質的な成功より内面の充実のほうが大事なわけ~

「Think clearly」より

世界的に有名な雑誌のフォーブス。

その「フォーブスリスト」に掲載されている人は成功者でしょうか?

現代で言えば成功者かもしれませんが、成功の定義は時代によって変わります。

バフェットが「石器時代に生まれていたら、動物の恰好の餌食になっていただろう」と言ったように、

物質的な成功を手に入れられるかは、100パーセント偶然によって決まる、ということです。

だから、コントロールできない「外の世界」ではなく、自らがコントロールできる「内なる成功」を目指すことが大事であるということです。

では、「内なる成功」とは何かというと、心の充実のことです。

心を充実させるためには、最高の自分になるために努力を続けることだと思います。

資本主義社会で生きている限り「外の世界」を排除することはできないですが、日々努力を続け成長し続けることで、心の充実が見えてくるのでしょう。

そのためにも、物質的な成功を求めるのではなく内面を充実させていくことが大事だということですね。

まとめ

人の思考は、実は誰かの思考の組み合わせではないかと僕は考えたりもします。

親を含めて小さい頃から出会った人々の思考が組み合わされて、ある時に土台ができあがるのではないのでしょうか。

そして、その土台の上も色々な思考が上積みされて自分の思考を作りだしているのだと思います。

言わば、それは思考の土台に乗った道具箱から思考の道具を選んでいるのかもしれません。

是非、「Think clearly」を読んで、「思考の道具箱」から自分の道具を見つけてみてください。

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