道をひらく‐松下幸之助(変わらない思想を学べるShoHaruの評価と感想)

Book

こんにちは!

ShoHaru(@Kobeshima8)です。

道をひらく

まさに現在は混沌する時代です。そんな時代だから手に取ってみた本です。

👇この記事で書いてある内容

評価
この本を読んで得られること
この本を読むのにおすすめな人
この本を読むのにおすすめしない人

感想
まとめ

評価

4/5(☆☆☆☆)

時代は変われど本質は変わらない。
そんな本です。

著者は言わずと知れたパナソニック(旧松下電器産業)の創業者である松下幸之助。

短文をまとめた本で、少し似たような文が重複していると感じたので評価を4/5にしましたが、それでも一時代をけん引した松下幸之助の思想は現代でも普遍的な内容が多いです。

得られること

・豊かで繁栄した社会を実現したいという松下幸之助の思い
・いつの時代も変わらない本質的な思想

おすすめな人

・生き方に迷っている人
・何かを始めることに迷っている人

おすすめしない人

・人の考えに全く興味がない人
・松下幸之助の自伝書が読みたい人

感想

この本は1968年に出版された本です。

高度経済成長期の終盤に差し掛かった中で、国の繁栄を念頭にどう生きていくかが松下幸之助の考えのもと書いてある本だと思います。

文章自体はその時代を感じさせるものですが、本の中で書かれている考えは全く色あせておらず、どんな時代にも通じるものです。

なぜなら、運命を切りひらく、生きがいのある人生といった、人がどう生きていくかがテーマとなっているものや仕事や事業を向上させるためには、といった人生の指針となるものがたくさん書かれているからです。

一方で、松下幸之助がどうやって生まれ育って企業したかといった内容の本ではないです。

そのため、松下幸之助の自伝書を読みたい人向けではないですね。

そんな中でも、僕が特に好きなのになるのは冒頭の「道」「日々是新」の2つです。
(他にも好きなのはいくつもあります)

タイトルにも入っている「道」。

「自分には自分に与えられた道がある」という一文で始まります。

人生では、果たしてこの生き方でいいのかといった迷いが誰しも生じるものだと思います。

ただ、自分の人生は今生きている人生しかなく、そこで迷っているよりも歩みを進めて喜びや悲しみを感じながら道を切り開いていくしかない、という強い信念が書かれています。

これでいいのかなと悩んでいる人には強いパワーを与えてくれるものだと感じました。

日々是新

お正月や誕生日など心を改める日はいくつかあれど、1日の始めは朝起きた時です。

お正月や誕生日だけがお祝いの日ということではなく、毎日が新しい出発であり、毎日が素晴らしい日であるということが書かれています。

「人生の勝負は、朝で決まる。」の感想で書いたように、僕は朝起きたときに感謝する、ということを心掛けています。

迷いというのは、これまでの経験や未来の状態を想像して二の足を踏むことが多いと思いますが、毎日ちゃんと目が覚めてその日が新しい出発であれば、何かを始めることに背中を押してくれると思います。

まとめ

もう一つ好きな文として「日本よい国」があります。

最近は投資の勉強をしていると、日本の将来には不安を感じることが多いです。

しかし、「よいものがあっても、その良さを知らなければ、それは無いものに等しい」という松下幸之助の言葉にはそんな不安を少し軽くしてくれるものでした。

流されている情報には、目を引くような要素の情報が多く、そういったインパクトのある情報の方が頭に残りやすいです。
それは一部の情報でしかないということを理解しないと、間違った方向に人々が動いてしまいます。

外のよい面ばかり目を向けず、もう一度日本というこの国のよさを見直すことが非常に重要だということです。

確かに日本はよい国だと思います。

ただ、それを漠然と思うのではなく、文化、風土、精神等それぞれを明らかにして、今こそ日本のを見直す時だと思います。

道をひらく」には松下幸之助という日本人の良い思想が詰まっている本です。

是非、「道をひらく」を読んでその思想を感じてみてください。

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