こんにちは!文書を書くのが苦手なShoHaru(@Kobeshima8)です。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」
文章を書くのが苦手だ、という人は多いのではないだろうか。
僕も苦手な一人だ。
しかし、本書で説明されている5つのポイントを押さえると文書を書けるようになるのである。
証拠に、この記事を他の記事と比較して読んでみてほしい。
明らかに読み易くなっているし、理解し易くなっていると思う。
文章として成立しているのだ。
比較する記事はおすすめ本のまとめ図書館 本好きなShoHaruの評価と紹介で読んだ本を紹介しているので、こちらを参照していただきたい。
5つのポイントは本書を要約しながら説明する。
👇この記事で書いてある内容
評価
この本を読んで得られること
こんな人におすすめ
こんな人にはおすすめしない
5つのポイントを要約
まとめ
評価
6/5(☆☆☆☆☆☆)
点数と星の数が合わなくなった。
しかし、これがこの本に対する僕の評価だ。
「文章講義」とタイトルにある通り、”書くこと”についての経験値を惜しげもなく説明してくれていて、かつ読んでいて分かりやすい。
文章に対する考え方が素晴らしく、5という評価では収まりきらないと判断して6にさせていただいた。
得られること
・「話し言葉」を「書き言葉」に変更する方法
・読みやすい文章、読んでもらえる文章の書き方
こんな人におすすめ
・ブロガー
・ビジネスマン
・全日本人
こんな人にはおすすめしない
・一切文章を書かない人
5つのポイントを要約
本書で述べられている文書を書くうえでのポイントはこの5つだ。
- その気持ちを「翻訳」しよう
- 文章は「リズムで決まる」
- 構成は「眼」で考える
- 読者の「椅子」に座る
- 原稿に「ハサミ」を入れる
❶その気持ちを「翻訳」しよう
書くことは考えることである。
これが「翻訳」の答えだ。
自分の考えを書きだすのではなく、自分の考えを「翻訳」するのである。
確かに、僕も書こうと意識するほど書けないときがある。
頭の中にある考えが整理できておらず漠然とし過ぎているからだろう。
加えて、伝えたい文章にできないときは”誤訳”をしているからである。
読者に伝わらない文章はただの文字の羅列であり、何も意味を持たない。
だから、「翻訳」を意識して伝わる文章を書くことが重要なのだ。
❷文章は「リズムで決まる」
文体という言葉を聞くことがある。
では、文体とは何だろうか?
ずばり、文体とはリズムだ。
そのリズムは文章の「論理展開」で決まる。
一文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいときに論理展開できておらず、リズムよく読めなくなるのだ。
そして、もう一つのリズムが「視覚リズム」である。
文章は眼で読んでいる。
ぱっと見たときの視覚による「読みやすそう」「読みづらそう」でリズムを判断しているのだ。
僕はこの説明を読んだときに納得した。
本屋で何冊か開いてもらえれば、その感覚は分かるだろう。
❸構成は「眼」で考える
構成とは起承転結のような話と考えてほしい。
文章の面白さは構成で決まるのである。
そして、この構成で役に立つのが映画などの映像表現を参考にするということである。
映画はよく導入、本編、結末で分けられるが、カメラワークで考えると次のようになる。
導入・・・客観のカメラ(引き気味のカメラワークで全体を俯瞰して捉える)
本編・・・主観のカメラ(ぐぐっとよったカメラワークで主張する)
結末・・・客観のカメラ(主張から離れることで再び全体を捉えて評価できる)
そして、構成で特に意識すべきなのは、はじめの導入である。
読者はいつも「読まない」という最強のカードを手にしているからだ。
つまり、最初の数行を読んで興味を持たなければ、読んでもらえないのである。
だから、導入は映画の予告編のように、読者の興味を惹きつけて、映画館の椅子に座ってもらう必要があるのだ。
❹読者の「椅子」に座る
どんな文章にも「読者」がいる。
「いや誰にも見せないから読者はいない」と答える人もいるかもしれない。
しかし、外ならぬ「自分」という読者がいるのだ。
いつまでも自分の「椅子」に座っていると本当の意味での伝わる文章が書けない。
だから、読者の「椅子」に座り、徹底的に読者になる必要がある。
では、どうやって読者の「椅子」に座るのか?
それは、10年前の自分に向けて書くことである。
(10年前というは仮で、いつでもよい)
10年前の自分の悩みをもっている人は、日本のどこかに今もいる。
そんな自分に書いた文章は、読み手にとっても「納得」した文章になる。
文章を書くうえでの注意点として、自分が自信を持って書いた文章は読者にも伝わるわけではないということだ。
前述した通り読むかどうかは読者が判断するものである。
読者の「椅子」に座ることは、読者のスコープを狭め、主張を強くする効果もある。
このため、「納得」してもらえる文章を書けるのである。
僕は、万人に受けた方がいいと思って文章を書いていたが、それは逆効果ということだ。
❺原稿に「ハサミ」を入れる
書き終えた後の推敲は、映画の編集と同じことである。
文章に「切る、貼る、足す」をしていくのである。
特に大事なのが、「何を書かないか」を決めることである。
「何を書くか」は世の中に山ほど転がっている。
元ネタが多すぎるのだ。
だから、「何を書かないか」を決めて
そして、「もったいない」という感覚を捨てて、長文を「ハサミ」で短文に分けたり、違和感を感じる文章は「ハサミ」で切り捨てよう。
このブログ記事も「ハサミ」を入れて書いてみた。
これまでのブログ記事と比較して読みやすくなっているか判断いただきたい。
まとめ
文章を書くのは、相手に伝えたいという思いがあるからである。
しかし、相手に伝えただけでは足りない。
相手に伝えて行動してもらわないと意味がないのだ。
行動してもらえる文章がいい文章である。
ただ、いい文章を書くのに文才はまったく必要ない、というのが本書の結論だ。
是非、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読んで、とにかく書いて、人の心を動かそう。
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